エステティシャンを新卒1年目で辞めたい!転職できる理由と退職するかの判断基準
2026.11.05
体験のお客さまにコースを勧めるのが苦しく、閉店後も練習や片づけで帰れない。腰や手首も痛み、「専門学校まで出たのに、もう辞めたい」と悩んでいるのではないでしょうか。
入社したばかりでも、エステティシャンからの転職は可能です。悩みを聞く力やコースを提案した経験は、美容部員や法人営業でも活かせます。
辞めるかの判断基準と経験を活かせる転職先、退職までの進め方を知れば、今の仕事を続けるか落ち着いて考えられるでしょう。
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目次
新卒1年目でエステティシャンを辞めたくなる理由
新卒1年目でエステティシャンを辞めたくなる理由は、販売の目標・体の負担・働く時間・気づかいの大きく4つに分けられます。
- 契約や物販の目標に給料が左右される
- 中腰の施術で腰や手首が痛む
- 閉店後まで働き土日も休めない
- お客さまや先輩への気づかいに疲れる
契約や物販の目標に給料が左右される
施術に加えてコース契約や化粧品の販売を求められることが、負担になる場合があります。基本給に歩合(契約や売上に応じて増える給料)を上乗せする仕組みなら、契約が取れない月は収入も安定しにくいでしょう。
体験後のお客さまに、その場で有料コースを申し込んでもらう接客では、強く勧めることへの申し訳なさも生まれます。「人をきれいにしたい」と入ったのに、施術の技術より営業の力を問われていると感じやすい仕事です。
十分な練習がないまま施術や営業を任された、新卒のエステティシャンからは次の相談が寄せられています。
私は新卒3ヶ月目のエステティシャンになります。去年の夏ぐらいからそのエステにアルバイトに行ってました。 未経験で入社し、練習も少ない回数でお客さんに入れられ、営業の仕方も商品も何も知らないのに契約を取ってきてって感じで、精神ズタボロです。
(Yahoo!知恵袋より)
商品や提案方法を覚える前に契約を求められることも、営業への負担を大きくする要因です。
営業へのつらさに収入の不安が重なると、仕事量に給料が見合わないと感じることもあるでしょう。
中腰の施術で腰や手首が痛む
立ち仕事に加え、中腰や前かがみの姿勢で行う施術は、腰や手首への負担につながります。手だけでなく全身を使うため、肩のこりや脚のむくみが気になることもあるでしょう。
施術が続く日は、同じ姿勢を長く保ったり、手首に力をかけたりする場面が増えます。休憩や休日が十分に取れなければ、疲れが抜けないまま次の勤務を迎えることになりかねません。
閉店後まで働き土日も休めない
接客が終わってからも練習や片づけが続くと、帰宅が遅くなり、自分の時間を取りにくくなります。仕事帰りのお客さまの予約が入るサロンでは、夜までの勤務が続くこともあるでしょう。
予約が詰まれば休憩を取りづらく、休日に研修や練習が入る場合もあります。土日祝に休みにくいことから、家族や友人との予定が合わなくなるのも悩みのひとつです。
最初の会社を辞めた若年労働者のうち、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」と答えた人は28.5%でした。(※1) 働く時間や休みの条件は、最初の会社を辞めた若い人が挙げた理由のひとつです。
お客さまや先輩への気づかいに疲れる
お客さまの反応を気にしながら、先輩や同僚にも気を配り続けることが負担になります。施術ではお客さまと近い距離で接するため、感想だけでなく不満も直接受け止める場面があるでしょう。
少人数のサロンでは、担当のお客さまや売上をめぐって空気が張りつめることもあります。接客が終わっても気を抜けず、人と関わること自体に疲れてしまう場合もあるはずです。
最初の会社を辞めた若年労働者のうち、「人間関係がよくなかった」と答えた人は26.4%でした。(※1) 仕事そのものへの関心があっても、人間関係が働き続けるうえでの負担になることがあります。
新卒1年目でエステティシャンを辞めても転職できる?
新卒1年目でエステティシャンを辞めても、転職は可能です。
エステティシャンの経験だけで応募できる求人はある
未経験者を受け入れる求人には、エステティシャンの経験をもとに応募できる仕事があります。施術以外にも、お客さまの話を聞き、提案し、予約や会計を管理してきた経験があるはずです。
たとえば、肌の悩みを聞き出す接客は、相手の希望をつかむ力です。コースの継続を支えてきた経験は、お客さまとの関係を保つ力として伝えられるでしょう。
応募書類には「接客を担当」とだけ書かず、聞き取りから提案まで、担当した仕事を具体的に書くことが大切です。契約や物販の売上、指名数、リピートのお客さまの数も、記録があれば経験を裏づける材料になります。
正社員の採用担当者を対象とした調査では、第二新卒の採用を実施している企業は60.9%でした。(※2) 経験が浅い人を採用する企業にも目を向けると、応募先の選択肢を広げられるでしょう。
短期離職は問題にならない
第二新卒向けの求人では、短い期間で会社を辞めた人が応募することを前提としているため、短期離職だけを理由に応募を諦める必要はありません。採用では、基本的な受け答えや、これまでの経験と応募する仕事のつながりも見られます。
第二新卒を採用する企業が理由として挙げた項目では、「新卒人材が充足できない」が53.4%で最も多い回答でした。(※3) 経験豊富な人だけでなく、これから育てる若手を求める企業もあるということです。
また、新卒で正社員として入った会社を3年未満で辞めて転職した若年層のうち、最初の会社の在籍期間が1年未満だった人は48.2%でした。(※4) 短い在籍期間でも、次の仕事に進んだ人はいます。
※3 出典:マイナビキャリアリサーチLab「企業人材ニーズ調査2024年版」(第二新卒を採用する企業・複数回答)
※4 出典:【スタッフサービス・ホールディングス調べ】「新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査」(18〜25歳、2025年6月のインターネット調査、706人)
新卒1年目でエステティシャンを辞めていいかの判断基準
新卒1年目でエステティシャンを辞めていいかは、今のつらさが時間の経過で改善されるかを基準にしてください。
待つ判断ができるつらさと、転職を考えたいつらさを比べると、次のように整理できます。
← 横にスワイプできます →
| 改善の見込み | つらさの例 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| あり | 終了日が決まった研修、終わる時期がわかる繁忙期、実施日が決まった店舗異動までの負担 | 決まった時期に状況を見直す |
| なし | 契約・物販の目標、歩合中心の給与の仕組み、施術の姿勢による負担 | 転職を考える |
ただし、眠れない・食べられない、腰や手首の痛みが続くなど体調に出ているときは、退職の判断より先に医療機関の受診を検討しましょう。
時間の経過で改善されるならその時期まで待つ
負担が軽くなる時期を具体的に見込めるなら、その区切りまで待つ選択もできます。研修の終了日や繁忙期の終わり、店舗異動の日が決まっているときが目安です。
施術に慣れるまで待つ場合も、「研修が終わる時点で見直す」など、判断する時期を決めておきましょう。区切りを迎えても負担が変わらなければ、続ける前提で待ち続ける必要はありません。
時間がたっても改善されないなら転職を考える
仕事内容や給与の仕組みがつらさの原因なら、在籍期間が長くなっても変わりにくいため、転職を考えてよいでしょう。契約や物販の目標、施術による体の負担は、慣れるだけでは解消しないこともあります。
技術や接客は好きで、今のサロンの売り方や人間関係がつらいなら、別のサロンへの転職も候補です。一方、関心を持てない商品を勧めること自体が苦痛なら、販売を伴うサロンへの転職では同じ負担が残る可能性があります。
「施術中」「契約を勧めるとき」「先輩と働くとき」など、つらい場面を書き出してみましょう。エステの仕事を離れたいのか、今のサロンを辞めたいのかを分けると、選ぶ方向が見えてくるはずです。
体調に出ているなら先に医療機関の受診を検討する
眠れない、食欲がない、涙が出る日が続くときは、辞めるかどうかを決める前に医療機関の受診を検討しましょう。症状から自分で病名を決めず、体調の判断は医師に委ねることが大切です。
手首・肩・腰の痛みが続くときや、施術の疲れが翌日も抜けないときも同様です。受診時には、症状が始まった時期や、どの作業でつらくなるかを伝えてください。
新卒1年目でエステティシャンを辞めた際のおすすめの転職先
新卒1年目でエステティシャンを辞めた際のおすすめの転職先は、次の3つです。
- カウンセリングの経験が活かせる美容部員
- コースを提案した経験が活かせる法人営業
- 予約や会計の経験が活かせる受付事務
カウンセリングの経験が活かせる美容部員
美容部員とは、百貨店やドラッグストアなどの化粧品売場で、お客さまの悩みを聞いて商品を提案する職種です。エステで培った肌や化粧品の知識に加え、悩みを聞き出す接客を活かせます。
特にスキンケアのブランドでは、肌の状態や使い心地を聞きながら商品を勧める場面が重なるでしょう。美容に関わり続けたい人にとって、これまでの学びと接客経験をつなげやすい選択肢です。
コースを提案した経験が活かせる法人営業
法人営業とは、企業のお客さまに商品やサービスを提案する職種です。悩みや希望を聞き、合うコースを提案してきた経験を、企業への提案にも活かせます。
化粧品や美容機器のメーカーなら、サロンで商品や機器を使ってきた経験も強みとなるでしょう。使いやすさや接客での反応を、現場の視点から具体的に伝えられるためです。
予約や会計の経験が活かせる受付事務
受付事務とは、来客や電話への対応、予約や書類の管理をする職種です。サロンで担当してきた受付・予約管理・会計・売上の集計と重なる業務があります。
予約の重なりを防ぐ段取りや、会計を正確に進める力は、美容業界以外でも役立つでしょう。受付対応と机での作業が中心の仕事なら、全身を使う施術から離れたい人にも候補になります。
エステティシャンを新卒1年目で辞めたい方におすすめの転職エージェント
エステティシャンを新卒1年目で辞めたい方におすすめの転職エージェントは、第二新卒エージェントneoです。未経験から応募できる求人を扱い、担当者と強みや向いている仕事を一緒に考えられます。
ほかのサービスも比較したい方は、第二新卒におすすめの転職エージェントを参考にしてください。
対象は19〜29歳の第二新卒・既卒・フリーターなどです。(※5) 新卒で入社した会社に在籍しながら、転職を相談したい人も利用できます。
「施術と接客の経験をどう伝えればよいかわからない」という悩みには、自己PRや志望動機を一緒に作り、書類を添削する支援があります。書類選考の通過率は94.7%でした。(※6) 経験を応募書類にまとめるところから、支援を受けて進められるサービスです。
「次も同じ売り方の職場だったら」と不安な人には、担当者が実際に訪問した企業だけを紹介している点も判断材料になるでしょう。職場の雰囲気を聞いてから、応募するかを考えられます。
面接の日程調整も任せられ、面談はWEB・電話にも対応しています。転職するか決める前の相談も可能なので、次にできる仕事があるかを知りたい段階でも利用してよいでしょう。
登録直後に面談日時を予約できます。今の仕事でつらいことや、続けたいことを整理するために、都合の合う日時を選んで相談しましょう。
※5 出典:第二新卒エージェントneo 公式サイト(利用対象)
※6 出典:第二新卒エージェントneo 公式サイト(2023年3月〜2024年2月に面談した人)
新卒1年目でエステティシャンを辞めるときの3ステップ
新卒1年目でエステティシャンを辞めるときは、転職先を見つける、上司に伝える、退職する、の3ステップで進めてください。
1. 働きながら転職先を見つける
収入を得ながら転職先を探すのが基本です。次が決まらないまま辞めると、生活費への焦りから希望に合わない仕事を選んでしまうこともあるでしょう。
ただし、毎日の残業で活動する時間がない人や、体調を崩している人は、先に辞めて休んでから始めてもかまいません。
平日に休みが取れるなら、その日を一般企業の面接に充てる方法があります。応募前には、次の職場で同じ負担を抱えないよう、次の点を確かめましょう。
- 販売目標や評価、給与の決まり方
- 仕事中の姿勢や体を使う作業
- 休憩・休日、研修を行う時間帯
2. 内定が出てから上司に伝える
内定が出たら入社日を調整し、直属の上司に退職の意思を伝えましょう。同僚や先輩に先に話すと、上司へ間接的に伝わり、話が進めにくくなることがあります。
理由は不満を並べるより、「別の仕事に挑戦したい」など、次にやりたいことを簡潔に伝えるほうが穏やかに話しやすいでしょう。辞める意思が固まっているなら、曖昧な引き止めに合わせて気持ちを変える必要はありません。
昇給や配置換えの提案があれば、実施時期や内容を聞いて持ち帰る選択もできます。「今は時期が悪い」とだけ言われた場合は、退職日の話に戻しましょう。
期間の定めのない雇用では、退職を申し出てから2週間が経過すれば、会社の承諾がなくても退職できます。(※7) 上司の同意が得られないことだけで、退職を諦める必要はありません。
新卒で入社し、店長に退職したいと伝えたものの、人手不足を理由に引き止められた方からは、次の相談が寄せられています。
3日前に店長に退職したいと伝えました。理由としては、親の自営業の店の人数不足、精神的な負担です。当たり前に人数不足なので止められています。 (中略) 引き止められても、辞めれますよね?、、、
(Yahoo!知恵袋より)
人手不足を理由に引き止められると、この相談のように、辞めてよいのか迷うこともあるでしょう。
人員の確保は会社が対応することです。辞める気持ちが固まっているなら、引き継ぐ内容と退職日を具体的に伝えましょう。
自分で言い出せない人や、強い引き止めで話が進まない人には、退職代行を使う方法もあります。退職代行とは、本人に代わって会社へ退職の意思を伝えるサービスです。弁護士に依頼すると、有給休暇の消化などの交渉まで任せられます。
自分で辞めると言えないなら
弁護士法人ガイアの退職代行
- 弁護士が会社とのやり取りを代わりに行う
- 有給消化や未払いの残業代の交渉もできる
- 入社したばかりでもLINEで相談できる
※相談は無料。依頼する場合の料金は25,300円から(弁護士法人ガイアの退職代行 公式サイト)
3. 就業規則に合わせて退職日を決める
退職日は、就業規則の申し出期限と転職先の入社日を踏まえて調整しましょう。余裕を持って伝えると、サロン側も後任の手配や予約の調整を進めやすくなります。
繁忙期を避けられるなら、その点も相談できます。ただし、退職日を決めるときは、自分の体調や転職先の入社日も含めて考えることが大切です。
引き継ぎでは、次の情報を後任に残してください。
- コース途中のお客さまの施術状況
- 指名のお客さまの希望や施術上の注意事項
- 予約・会計・在庫確認の手順
有給休暇の残りも確認しておきましょう。通常のフルタイム勤務では、入社から6か月継続して働き、全所定労働日の8割以上出勤すると、最低10日の年次有給休暇が与えられます。(※8) 在籍期間と出勤状況によっては、退職前に使える休暇があるということです。
有給休暇の取得日と最終出勤日を調整し、引き継ぎを終えて退職しましょう。
新卒1年目でエステティシャンを辞めたい人のよくある質問
1年たつまで辞めないほうがいい?
エステティシャンを辞めて転職したいなら、入社から1年たつまで待たなくてかまいません。つらさが改善する見込みがないときは、在籍期間の区切りよりも、次に続けられる仕事を考えてよいでしょう。
全産業の大卒者のうち、入社した会社を1年目に辞めた人は12.3%でした。(※9) 早い時期に辞める人は、ほかにもいます。
貯金が少なくても辞められる?
貯金が少なくても、働きながら転職先を決めれば退職を進められます。次の会社の最初の給料日までに出ていくお金を用意できれば足ります。
必要な金額は、退職日や入社日、給与の支払日によって変わるため、今の会社の最後の給料日と、次の会社の最初の給料日を確かめましょう。
その間に支払う家賃・食費・カード代などを書き出せば、手元のお金で足りるか判断しやすくなるはずです。
専門学校まで出たのに辞めるのはもったいない?
エステを辞めても、専門学校で学んだことは無駄になりません。肌や化粧品の知識は美容部員で、悩みを聞き出すカウンセリングの経験は接客や営業で活かせます。
学費を出してくれた親への申し訳なさがあっても、同じ仕事を続けることだけが学びの活かし方ではないでしょう。
もったいないかどうかより、今の働き方を続けられるかを基準に考えることが大切です。
新卒1年目でエステティシャンを辞めるときのまとめ
新卒1年目でエステティシャンを辞めたいときは、販売の目標・体の負担・働く時間・気づかいのうち、何がつらいのかを整理しましょう。
退職するかは、時間がたてば改善するかが判断の目安です。体調に出ているなら、先に医療機関の受診を検討してください。
転職先には美容部員・法人営業・受付事務があり、基本は働きながら次を決め、内定後に上司へ伝え、引き継いで退職する流れです。
施術と接客を続けてきた経験は、次の仕事でも活かせます。自分に合う仕事がわからなければ、第二新卒エージェントneoに登録し、面談を予約して相談しましょう。
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