仕事を辞めたいと思いながら働くのは何年まで?「3年は働け」の実際と決め方
仕事を辞めたいと思いながら働くとき、「3年は働け」に決まりはありません。2021年3月に大学を卒業して就職した人のうち、34.9%が3年以内に最初の会社を辞めています(※1)。続けるかどうかは年数で決めるより、続ける期限を決め、勤めながら次の会社の情報を取り、その日に比べて決めるほうが確かです。
目次
新卒が仕事を辞めたいと思いながら働き続けるのはなぜ?
仕事を辞めたいと思いながら働き続けるのは、「3年は働け」と言われ、早く辞めると次の会社に採ってもらえないと思うからです。理由は次の2つです。
- 「3年は働け」と言われる
- 早く辞めると不利だと思う
「3年は働け」と言われる
親や上司、ネットの記事で「最低3年は働け」と言われると、それより早く辞めるのは決まりを破るように感じます。3年たたないと何も身につかない、と言われることもあります。
Yahoo!知恵袋には、新卒で入った会社を1年ほどで辞めて別の業界に移りたい人から、こんな相談が寄せられています。
新卒で入った会社を1年ほどで辞めて全くの別業界へ転職したいと考えています。
3年は続けろという意見をよく聞きますが私のように全く違う業界へ転職したいと考えている人でも従うべきなのでしょうか?
経験がないので少しでも若いうちに新しい業界へ足を踏み入れたいと思っているのですが…
(Yahoo!知恵袋より)
早く辞めると不利だと思う
在籍が1年に満たないと、次の会社に「すぐ辞める人」と見られるのではと心配になります。それなら3年耐えたほうが安全だと考えて、辞めたいまま働き続けることになります。
新卒は仕事を3年続けないといけない?
仕事を3年続けないといけない決まりは無く、大卒の3人に1人が3年以内に最初の会社を辞めています。3年待つと、第二新卒として応募できる時期が終わりに近づきます。要点は次の3つです。
- 3年に決まりは無い
- 3年以内に辞める人の割合
- 3年待つと第二新卒の時期が終わりに近づく
3年に決まりは無い
「3年」は、法律や国の制度で決まった年数ではありません。働く人が会社を辞めるのに、何年たたないといけないという決まりはありません。
3年以内に辞める人は34.9%
2021年3月に大学を卒業して就職した人のうち、1年目で辞めた人は12.3%、3年以内に辞めた人は34.9%でした(※1)。3年たつ前に最初の会社を離れる人は、少なくありません。
3年待つと第二新卒の時期が終わりに近づく
第二新卒は、学校を卒業して3年以内くらいの人を指すことが多く、採用担当者への調査では第二新卒を採っている企業は60.9%あります(※2)。3年働いてから動くと、この第二新卒として応募できる時期が終わりに近づきます。いつまで第二新卒として扱われるかは第二新卒とは?いつまで・何歳までかにまとめています。
新卒が辞めたいまま仕事を続けていいのはどんなとき?
辞めたいと思いながら仕事を続けていいのは、続けた先で得たいものがはっきりしているときと、つらさの元が変わる見込みがあるときです。心と体に出ているなら続けません。状況は次の3つに分かれます。
- 続けた先で得たいものがはっきりしている
- つらさの元が変わる見込みがある
- 心と体に出ているなら続けない
続けた先で得たいものがはっきりしている
あと半年で資格が取れる、来年から任される仕事を経験したい、というように、続ける理由がはっきりしているなら、続ける意味があります。「なんとなく3年」ではなく、何を得たら辞めるかを決めておきます。
つらさの元が変わる見込みがある
異動の時期が決まっている、繁忙期が終われば残業が減る、と分かっているなら、その時期まで待つ手があります。上司に相談しても何も変わらなかったなら、待っても同じ状態が続きます。
心と体に出ているなら続けない
眠れない、食べられない、出勤前に涙が出る、といった状態が続いているなら、年数にかかわらず続けないでください。まず受診して休むことが先です。順番は精神的に限界で辞めたいときに書いています。
新卒が辞めたい仕事を続けるかどう決める?
辞めたい仕事を続けるかは、続ける期限を決め、勤めながら次の会社の情報を取って、期限の日に比べて決めます。決め手は次の2つです。
- 続ける期限を決める
- 勤めながら次の会社の情報を取る
続ける期限を決める
「次の異動の発表まで」「ボーナスをもらうまで」のように、続ける期限を日付で決めます。期限の日に、つらさの元が変わったか、得たいものが手に入ったかを確かめます。期限を決めずに働き続けると、辞めたい気持ちのまま年数だけが過ぎていきます。
勤めながら次の会社の情報を取る
期限の日に比べて決めるには、次にどんな会社に入れそうかを知っておく必要があります。今の会社に勤めながら、求人の様子や自分が応募できる仕事を調べておけば、続けるか移るかを材料で決められます。
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新卒が仕事を辞めたいと思いながら働く人のよくある質問
1年で辞めたら転職できない?
1年で辞めても転職はできます。第二新卒を採っている企業は60.9%で、新卒一括採用の企業(58.7%)より多くなっています(※2)。面接では辞めた理由を聞かれるので、話せるようにしておきます。
別の業界に移るなら早いほうがいい?
経験の無い業界に移るなら、第二新卒として応募できるうちに動くと、経験よりこれからを見て採る求人に応募できます。いつ動くかの考え方は新卒1年目の転職タイミングにまとめています。
まとめ:新卒が仕事を辞めたいと思いながら働くとき
- 「3年は働け」に決まりは無い。大卒の34.9%が3年以内に最初の会社を辞めている(※1)
- 続けていいのは、続けた先で得たいものがはっきりしているときと、つらさの元が変わる見込みがあるとき。心と体に出ているなら続けない
- 続ける期限を決め、勤めながら次の会社の情報を取って、期限の日に比べて決める
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